発達障害は自閉症スペクトラム症や注意欠如・多動性障害などの症状の総称のことで、その人によって現れる症状や程度が違います。
障害があるからと言って勉強ができないという事はなく、反対に得意な教科だとトップクラスの成績を残すこともあるそうです。
日本では中学までが義務教育で高校は進学するのは自由であるとなっています。
ただ、義務教育ではないとはいえ、ほとんどの人が高校まで進学し、その後も大学や専門学校まで進学されていると思います。
発達障害であっても大学に進学することは可能でありますが、大学を受験すると高校受験と違い、失敗する人は多いのでしょうか。
失敗しない為の勉強方法はある?
発達障害の人の大学受験は失敗する人が多いのかなどについて書いていきますので、見ていって下さいね。
発達障害の人の大学受験は失敗する人が多い?
発達障害は脳の機能的な障害で先天的に発症するため、生まれてらの環境が原因で発症するのではないと言われています。
以前までは親のしつけが悪いなど言われてしまう事がありましたが、しつけや本人が我がままであるのではなく、それが特性のひとつである事が分かったそうです。
まだまだ全ての人に理解してもらうまではなってないかもしれませんが、発達障害を取り上げてる番組や書籍も増えてきていて少しずつ認識が広まってきているようですね。
発達障害の人には偏食の人が多く、白い色の物しか食べなかったり、好きな服しか着ないなど自分の中のこだわりが強かったり、相手の気持ちを汲み取るのが苦手で、相手が嫌がっていることに気づかず傷つける言葉や態度を取ってしまってトラブルを起こしてしまうなどがあるため、周りのサポートやフォローが必要であります。
ですが発達障害であるからと言って勉強ができないわけでなく、反対に得意な分野には驚異的な能力を発揮する場合があるそうです。
その為、特に学校で勉強が遅れることなく過ごすことができる人もいるそうです。
高校まで順調に進んできていても大学受験になると失敗してまうという人がいるそうですが、それは何故なのでしょうか。
理由として考えられるのが大学受験になると高校受験の時よりも文章問題が長文になったり、ただの計算問題でも計算がより複雑になってきて、本人の集中やその文章を理解するまで時間がかかってしまい、解答することができないなどがあるそうです。
また覚えないといけない単語や計算式などが多いというのも理由の一つであるかと思います。
発達障害の人の大学受験でおすすめの勉強方法は?
発達障害を持っているからといって大学に進学することができないという事はありません。
勉強ができれば誰であっても進学することはできますが、高校受験よりもずっと高度な問題であったり、覚える単語や計算式が多く、失敗してしまう人もいるそうです。
普通の人のように毎日コツコツと勉強するという事が苦手であったり、重要な部分をマーカーで引いたり、単語帳を作ったりなどをして何かの隙間時間にそれらを使って勉強をすることがありますが、発達障害の人はそういった勉強方法だと集中力が途切れてしまい、続かないそうです。
おすすめの勉強方法としては発達障害の人の特性の一つに過集中があります。
勉強する時間を決めて区切りをつける、家だと集中できないのであれば図書館や塾など静かな場所で勉強するようにする。
家で勉強する時も机の上には勉強道具以外を置かないようにするなどをすると注意がそれてしまう事を少しでも防ぐことができると思います。
短時間だけでも集中して勉強するだけでも効果は違いますので、自分が発達障害であると自覚してる人は勉強する時間とそれ以外の時間を時計のアラームを鳴らしたりしてきっちり区切ってる人が多いみたいですよ。
こうすることによってメリハリが付くこととこの時間はグッと集中できるのでおすすめの勉強方法であると言えます。
また一度覚えたからと言って復習しないとすぐに忘れてしまうので、まずは前日の復習をしてから次に進むようにすると記憶が定着しやすいので試してみてくださいね。
発達障害であっても、健常者であったとしても大学受験は毎日の勉強が大変です。
勉強方法は違うかもしれませんが、しっかりしないと失敗してしまうのはどちらも同じですので、後悔しないようにしてくださいね。
もし自分で勉強方法が分からない場合は担任の先生や塾の先生など相談して一緒に勉強方法を考えてもらうのもいいと思うので、色々な方法を試しながら自分に合った勉強方法で受験を乗り切るようにして下さいね。