自閉症スペクトラム症や注意欠如・多動性障害、学習障害などの総称のことを発達障害と言います。
こだわりが強かったり、文字が読み書きできないなどの障害があり、見た目は健常の人と変わらない事から、障害があるように見えず、わがままであるなどと思われてしまう事があるそうです。
多くの発達障害の人は学校に通い、その後、社会人として生活を送るようになると思いますが、色々なことが原因で、引きこもりになってしまう人がいるそうです。
引きこもりになってしまった発達障害の人がその生活から脱出するには何か方法はあるのでしょうか。
発達障害で引きこもりの人がその生活から脱出する方法は何かあるのか調べましたので、参考にしてみてくださいね。
発達障害で引きこもりの人がその生活から脱出する方法は?
自分なりのルーティンが決まっていたり、相手の気持ちをくみ取ることが苦手など、発達障害は知的障害のではなく、精神障害であると言われています。
知的に遅れが無いと、学校の勉強は日常生活など特に支障なく生活することができる為、パニックを起こしたり、空気の読めない言動や行動をした時に変わった人という目で見られてしまう事があります。
一昔前に比べると発達障害の理解も広まってきてはいますがまだ全ての人が理解してるとは言えないため、健常の人から心無い言葉を投げかけられたり、いじめられてしまう事があるそうです。
多くの発達障害を持ってる人は学校や就職をして生活を送っていますが、その特性ゆえに周りから嫌がられてしまったり、浮いた存在になってしまうことがあります。
その環境に本人が気にしてなければ問題は無いのかもしれませんが、知的に問題が無い場合、何故自分は浮いてるのか、いじめられてるのは何故なのかなど理解できるため、かなりのストレスとなってしまいます。
そういったストレスが重なることによって学校や職場に行くことをできなくなり、引きこもってしまう人がいるそうです。
実際引きこもってる人で発達障害の割合は約3割ほどと言われているそうです。
いくら辛いことがあったとしてもいつまでも引きこもっていては何もできないですよね。
親もいつまでも元気で面倒を見続けることは難しいし、できれば引きこもりから脱出してもらいたいと思いますが、その方法は何かあるのでしょうか。
発達障害の人は健常の人に比べると自己肯定感が低く、ストレスの耐性も弱いと言われています。
まずは何が原因で引きこもりをしてしまったのかを知ることと、すぐに学校や職場に復帰するように促さない事が大切です。
原因が分かればまずそれを取り除くようにすること、学生であれば得意な科目だけ出席するなどハードルを低く設定していけそうなときに通う、仕事は自分ができる仕事を探し、先に自分の症状や得手不得手を伝えて配慮をお願いしておくなど相手にも理解してもらうことが本人にとっても相手にとっても良いと思いますよ。
ただ引きこもりから脱出させるのはかなりの時間もかかりますし、必ずしも脱出することができるかは言えないので、まずは引きこもりにならない様に対策をすることが一番良いのではないでしょうか。