発達障害とは脳の先天的な障害で、自分なりのこだわりがあったり、衝動を抑えることができなかったりという特性がある障害のことです。
少し前までは変わった人という認識でそれが障害であるとは思われていなかったため、大人になってから発達障害であると診断される人が増えてきてるそうです。
症状が軽い人だと健常の人とあまり変わらないという人もいて、就職、結婚もしてる人も多くいるそうです。
ですが結婚してから旦那が発達障害であったと判明した人の中に離婚したいと悩まれてる人は多いのでしょうか。
旦那が発達障害と判明したら離婚したいと考える人は多いのかどうなのかについて書いていきますので、見ていって下さいね。
旦那が発達障害だと離婚したいと考える人は多い?
発達障害が脳の先天的な障害であり、完治することは難しいと言われています。
ただ、日本で発達障害が認知され、法律で支援法が制定されたのは2005年からとなっていて、まだ発達障害とはどのような障害のことなのかを知らない人も多いようです。
その為、大人になってから自分は発達障害だったと診断される人が増えてきて、「大人の発達障害」という呼ばれ方をすることがありますが、これは大人になってから発症したのではなく、その当時は発達障害という障害があることを知らなかったため、気づかれずに生活をしていたからだそうです。
知的に遅れが無い場合は特に見つからないまま大人になり、社会に出てから気づいたり、気づかないまま生活をしてる人も多いようですね。
そして大人になって結婚してから配偶者が発達障害ではないかと悩む人や診察に行ったらやっぱりそうだったという人もいるようです。
発達障害だからと言って結婚してはいけないという法律も何もないので、問題は全くないのですが、結婚した相手からすれば離婚したいと考える様になってしまうのでしょうか。
実はアメリカのデータではありますが、発達障害の人の離婚率は75%とかなり高い数値となっているようです。
離婚する理由で多いのが、コミュニケーションが上手くとれないのが大きな理由となっているようですね。
また結婚生活を送っている中で自分が思ってることが相手に伝わらない、自分だけの考えで物事を進めようとする、注意するとキレるなどがあり、一緒に生活を送ってると本来ならばリラックスできる空間であるはずの家がストレスを感じるだけの場所となってしまい、ひどい時にはうつ病を発症してしまう事があるそうですよ。
特にアスペルガー症候群の人だと社会的にもしっかり働き外での評価もあるという人は仕事などのストレスを家の中で発散させることが多いそうで、配偶者の人のストレスはかなり重くなってしまうようですし、周りに伝えても外ではきちんとしてるため、あまり信用してもらえないという事もあるようです。
こういった事が積み重なることで離婚したいと考える人はやはり多いと言えるのかもしれませんね。
改善する方法としてはやはり発達障害を持ってる当事者の人が自分の特性で妻を傷つけたり負担を負わせているという事を自覚してもらうのが一番大きいですね。
ただ本人に自覚が無い場合だと受診させるまでの説得に時間がかかったり、反対により傷つけられたりすることがあるため、それよりも離婚して自由になりたいと感じてしまうのかもしれませんね。
発達障害を持っていても本人に自覚があり、悪いところなどの改善点を一緒に考えていけるのであれば結婚生活も送っていけると思います。
とても難しい問題ではありますが、一人で悩むのではなくまずは誰か信頼できる人に相談してからこの先どうするのかを考えていくのがいいのではないでしょうか。