発達障害とは自閉症スペクトラムや注意欠如・多動性障害、学習障害などの総称のことで、脳の先天的な障害であると言われています。
2005年に発達障害支援法が施行されてから子供のうちに発達障害であると診断されることが多くなり、世間でも広く知られるようになってきました。
ここ最近増えたように言われる人がいますが、昔から一定数はいたそうですが、その時は発達障害と言う概念がなかったため、少し変わった人というだけで健常の人として生活されていたので、気づかれてなかっただけであると言われています。
最近では定期検診の時に子供の発達指数を調べたりして発達障害であることを早期に発見されることが多くなりました。
診断されたら療育を受けたり、家庭でも色々子供に関わったりするかと思いますが、発達障害の子供を持ってる親は育児ノイローゼになってしまう事が多いのでしょうか。
発達障害の子供を持つ親は育児ノイローゼになることが多いのかどうかについて書いていきますので、見てくださいね。
発達障害の子供を持つ親は育児ノイローゼになることが多い?
発達障害は自閉症スペクトラムや注意欠如・多動性障害といった症状があり、その診断名によって症状が違います。
子供のうちに診断されたら療育を受けたり診察を受けたりして将来自分の力で生活できるようになってほしいと願われていると思います。
ですが、どんなに自分の子供であったとしても初めて自分の子供が発達障害であると診断を受けた時はかなりのショックを受けたと思います。
多くの親がその事実を受け入れるまでとても時間がかかりますし、受け入れたと思ってもふとした時に健常の子供と比べてしまいそれにショックを受けてしまう事を繰り返してしまいます。
障害を持ってるからと言って何もできないという事ではなく、きちんと療育などのトレーニングを受けることによってできなかったことができる様になったりしていきますが、どうしても健常の子供に比べるとその成長スピードは遅くなってしまいます。
また説明しても理解できないこともあるため、親としてはもどかしさを感じることもあるのではないでしょうか。
またどんなに頭で理解していてもいつかは健常の子供の様になって欲しいと思うのが親の本当の願いでもあるため、人気のあるトレーニングであったり教材があると聞くと手あたり次第子供にやらせようとしたりすることもあるのではないでしょうか。
ですがたくさんの療育を受けたとしても自分が思っているような結果を出してくれるとは限らないですし、子供もやりたくないと思ったらやってくれなくて最終的にきつく怒って無理やりやらせてしまったということもあるようです。
どうしようもないもどかしさを感じ、悩み続けることによって育児ノイローゼになってしまう人も多くいるそうです。
子供を愛してないわけでなく、愛しているからこそ今以上に改善させたいと思い詰めて育児ノイローゼになってしまうのかもしれません。
子供の為にと思ってする事はとても良いことでありますが、まず療育などトレーニングを受けることばかりを考えるのではなく、自分の子供自身を見て、受け入れてあげてください。
そうするだけでも子供にとってはとても安心する場所となります。
発達障害を持ってる子供は自分の感情を出すことが下手な子が多いそうです。
その為、本当は傷ついてるのに傷ついてないように見える為、ついきつい言い方をしてしまう事があるかもしれません。
そういった積み重ねによって子供は自己肯定感が低くなってしまい、より失敗を重ねたり、失敗を恐れて何もできなかったり、パニックを起こしてしまうそうです。
先ほども書いたようにただその子を受け入れるだけで子供はそのままの自分でいいと言う自信につながっていくと思います。
発達障害を持つ子供を育てるのはとても大変であります。
その分できる事が増えると喜びも倍増ですので、一緒にのんびり進んでいくという気持ちでやっていけるのがいいですね。