脳の機能性障害であると言われている発達障害には自閉症スペクトラム症、注意欠陥多動性障害、学習障害などに分けられるそうです。
部屋を片付けられない、人の話を最後まで聞けないなど様々な症状があり、その人によってどういった現れ方をするのかは違うため、その人に合わせたサポートやフォローが必要であると言われています。
昔に比べて発達障害について研究も進み、療育などを受ける場所も増えてきていますが、発達障害はそもそも子供の時にだけ現れる障害で、大人になったら治るという事はあるのでしょうか。
発達障害は大人になったら治るのかどうなのかについて調べましたので、見ていって下さいね。
発達障害は大人になったら治る?
発達障害は脳の機能的な障害であると言われていて、いまだ何が原因で発症するとは判明されていないそうです。
体の使い方や思考力などの能力が健常の人と比べるととてもアンバランスであるため、これはできるけど、これはできないという差がとても大きいそうです。
見た目だけだと健常の人と見分けがつかないため、どうしてできないのか、理解してもらえないこともあり、本人は頑張ってやろうとしてるのに、怠けてやらないという様に捉えられ、怒られてしまう事があるそうです。
以前に比べるとこういった事は少なくはなってきてはいますが、本人や家族が発達障害であると気づいてない場合とても生きづらい事が多く出てきてしまい、鬱を発症してしまうなどの二次障害を引き起こしてしまう事があるそうです。
風邪などの病気と違い、こういった症状が出ると明確に分からないですし、薬を投与すれば治るという物でもないため、多くの人は作業療法や言語訓練などを受けたりしてその症状を向上させたり、和らげようとされているかと思います。
発達障害の中の注意欠陥多動性障害を持ってる人は子供の頃ジッとしてることができない、教室からよく飛び出すなどがあり、常に加配の先生が付きっきりで付いていることがありますよね。
自分の欲求や衝動を抑えることが苦手であると言われている注意欠陥多動性障害ですが、年齢が上がるにつれてそういった行動が落ち着いてくる事が多いそうです。
これは発達障害そのものが治ったという事ではなく、その人自体が年齢が上がり、大人になってきたということになるそうで、衝動的な行動は減ったけど、ミスが多かったり、人の話を最後まで聞けない、部屋の片づけが苦手であるなどは残っているそうです。
一見すると障害が治ったように見えることから大人になると治ると思われてしまうかもしれませんが、症状が落ち着いただけで発達障害そのものが治るという事は無いのだそうです。
療育などを早期に受けることによって症状が改善する人も多くなってきてる為、完治すると勘違いされてしまうかもしれませんが、できる事が増えた分できない事に本人が悩んだりすることが増えるため、子供の頃に比べると悩みも複雑になっていると言えるのかもしれませんね。
発達障害は完治させることはできませんが、療育を受けたり、集団生活などを送ったりして少しずつ経験を積むことによって本人も勉強し、学習していくことは健常の人と同じでありますので、完治できなくてもその特徴が目立たないようにしていくことはできる様になっていけるのではないでしょうか。