自閉症スペクトラム症や注意欠如・多動性障害の人の事を発達障害と呼びます。
日常生活を送る上でどうしてもコミュニケーションが取りにくかったりしてしまう事があるため、周りのサポートやフォローが大切であると言われています。
また早いうちから療育を開始することによって苦手な分野が改善されたり、本人自体も自分の苦手なことなどに対して対応することができる様になると言われています。
発達障害は先天的な障害であるため完治することは難しいと言われていますが、知能などが健常の人と変わらないという人の事をグレーゾーンと呼ばれるそうです。
そのグレーゾーンの人は塾に行っても問題は無いのでしょうか。
発達障害のグレーゾーンの人が塾に行っても問題ない?
発達障害は自閉症スペクトラム症や注意欠如・多動性障害などの総称のことで、こだわりが強かったり、新しいことが苦手であるなどがあります。
またコミュニケーション能力が低いことも特徴の一つで、自分の興味のあること以外は会話が成り立たなかったり、興味の無いことに関しては話しかけられても反応が無かったり、独り言をぶつぶつ話すなどもあるため、周りから浮いた存在になりがちであります。
ただ、知能指数は健常の人と変わらないという人もいて、そういった状態の人の事をグレーゾーンと呼ばれることがあるそうです。
医学的にグレーゾーンという言葉があるというのではなく、発達障害であるとは言い切れないけど、健常で問題が無いとも言えないという人の事を指すため、診断が付いた人に比べると困ることは少ないと思われるかもしれませんが、グレーゾーンの人にはグレーゾーンの人の悩みがあるそうです。
診断が付けば療育手帳や手当などを受けることができますが、グレーゾーンだと診断がついてないため、判断基準から外れてしまうため、公的なサポートやフォローを受けられないそうです。
学習面は特に遅れが見られないという人も多いため、支援級ではなく、普通級に在籍し、健常の子と同じ授業を受けている子供は多いと思います。
知能指数は問題は無くても言葉のニュアンスなどが理解しにくいことなどから学年が上がると勉強に遅れが出てくる場合があるため、塾に通わせようかと考える親もいるかと思います。
グレーゾーンの子供を塾に通わせても問題は無いのでしょうか。
進学塾などの場合入塾する際にテストがあり、そのテストに合格しないと塾に入れないところがあります。
そういった塾の場合だと発達障害がある子供はその子供の状態によっては入塾を断られることはあるかと思います。
またグレーゾーンであっても特徴として全体にする指示が入りにくいなどがあるため、集団で受ける塾だと講師の話が理解できないなどが起きてしまう事があるため、塾に入ったとしても理解できないまま進んでしまう事はあるかもしれません。
グレーゾーンの人や診断が付いた人の多くは個別塾を選ばれる人が多いようですね。
個別だとその子供の性格や学力に合わせて授業をしてくれますし、集団が苦手な子供も落ち着いて勉強できるのでいいみたいです。
個人塾でなくても少人数制の塾などを選ぶ人もいますので、特に塾に通っても問題は無いと思います。
グレーゾーンは障害ではないけど、健常とも言い切れないという宙ぶらりんな状態の人で、宙ぶらりんだからこそ困ることも多くあると思います。
勉強も大切ですが、無理して塾に通わせるのではなく、本人も楽しんで通えるような塾を見つけてあげることが一番大切なことではないでしょうか。