集団生活を送っていると中にはどうしても周囲に溶け込むことができず浮いてしまう人がいますよね。
昔だと変わった人という認識でいたこともありましたが、医療の進歩などでそういった人の多くは発達障害の症状を持ってると言われるようになりました。
発達障害であるかどうかは専門医の診断で決まりますが、その時にグレーゾーンであると診断されることがあるそうです。
大人の人で発達障害のグレーゾーンであると診断されたらどのような症状があるのでしょうか。
調べましたので、参考にしてみてくださいね。
発達障害でグレーゾーンって何?
発達障害はコミュニケーション能力が低いやじっとしていられない、文字や数字の概念が分からないなどの障害を持つ人のことの総称で、その症状によって名前があります。
自分の子供であったり、大人になって生き難さを感じた時病院を受診し、発達障害であると診断されたり、相談センターなどで相談した時に分かることがあります。
手帳を申請する時などや、手当などを申請する時にその人がどの程度の障害を持ってるのかを申告しなければならず、そのさい、発達検査を受けて自分の指数を出してもらうこととなります。
この指数にはグレーゾーンと言われるものがあるそうです。
グレーゾーンとは明確な定義は無いそうですが、定型発達と発達障害の間の境界領域と呼ばれるものの俗称であると言われています。
基準としては発達障害の判断基準を全て満たしてはいないがいくつか特性を持っていて、日常生活を送る上で困る状態が多い人をグレーゾーンと言われることが多いみたいですね。
何をすればグレーゾーンであるとは言い切れませんが、例えば学校や仕事場などの集団生活を送る上で不適切な行動をよくしてしまうが、診断が出るほどではない場合、もしくは発達障害の特徴をかなり持っているが未受診の為判断が付かない時に言われたりするようですね。
大人で発達障害のグレーゾーンの症状は何?
発達障害と診断が付く人だけでなく、診断は付かないが特徴を持ってるという人のことをグレーゾーンと呼ばれることがあります。
グレーゾーンの人は家族や周りの人に気づかれにくいことがあり、大人になってから分かったという人もいる様ですが、どういった特徴があるのでしょうか。
大人だからと子供と何か違う特徴があるという事は無く、コミュニケーション能力が低かったり、同時進行でいくつもの仕事ができない、子供の頃に変わった子と言われることが多いなどが挙げられるようですね。
グレーゾーンの人は知的に問題が無い人が多いため、学校では成績が良かったりすることがあった、困ることがあまりなかったため気づかず、いざ就職してから仕事をできなかったり、言われてることが理解できないなどが出てくるようです。
またグレーゾーンは症状が発達障害と診断された人よりも軽いということから障害者手帳や、年金などの公的な援助やサービスを受けることができないという事があります。
手帳が無いと就職する際も障害者枠では就職することが難しいなどがあり、就職しても理解してもらいにくい面があるそうです。
程度が軽いや重いで判断するのではなく、症状があるということで判断してもらえればグレーゾーンの人も少しは生活しやすくなるのかもしれませんね。