自閉症スペクトラムや注意欠如・多動性障害などのことの総称として発達障害と言われます。
人によって症状が違い、対応も変わってきますが、その症状の中でちょっとしたことで暴れてしまう事がある子もいます。
何が原因で暴れるのか分かればそれに対して対応することはできますが、分からない場合はどうすればいいのでしょうか。
発達障害を持ってる子が暴れる時の対処法や対応はどうすればいいのかについて書いていきますので、参考にしてみてくださいね。
発達障害を持ってるの子が暴れる時の対処法は?
発達障害を持ってる人で困ってる事の多くに対人関係が挙げられます。
本人は何気ないことであっても他人の気持ちに寄り添うことが苦手であることが多いため、その人の短所であったとしても平気で口にしてしまったり、泣いてる人を見ても何故泣いてるのかが理解できない、自分の興味のあること以外には話しかけても反応しないなどがあります。
そういった事があるとどうしても周りとうまくできず、気づくと一人ぼっちになってしまっていたり、ひどい時だといじめられてしまうという事があるそうです。
この時に間に誰か理解のある人がいたりすることによってうまくフォローできるのですがなかなか難しいのも現状であります。
また大人になるとある程度落ち着くと言われていますが、子供の頃よく暴れてしまうという事があるそうです。
何故暴れてしまうのかは本人にも衝動的な部分もあるため、こうだったからと確定していうことは難しいのですが、きっかけの一つに自分の気持ちが伝わらなかった、自分の中のマイルールを壊してしまったなどが挙げられるようです。
健常の子であれば口で何が嫌であると説明できたり、理解してもらおうと説明を重ねたりしますが、発達障害の特徴に相手の側に立って考えることが難しいことがあるため、自分が分かっていればみんなに通じると考えてしまい、結果相手に伝わらず思うようにならなかったいうのが、暴れてしまう原因の一つであるみたいですね。
周りからすればそれくらい口で説明してくれたらよかったのにができないのが難しいところでもあります。
もし子供が暴れてしまったらその時は無理に暴れることを止めるのではなく、声もいつも通りの声の大きさで淡々と話すようにするのが大切です。
ただ周りにハサミなど危険なものがある場合はさりげなく隠すようにして本人の周りには何もない状態にするように心がけてくださいね。
暴れている時に間違って怒鳴り声で静止したりするとパニック状態になり逆に激しくなってしまう事があるので怒鳴り声を上げ無いように気を付けてくださいね。
大人であっても人間であるので怒鳴ってしまうことはあると思います。
暴れるというのは本人だけでなく、親もとてもしんどいものですので、そうならないために普段からどこが暴れるポイントなのかを担任の先生や療育の先生などと相談しておくのがいいのではないでしょうか。
発達障害の子が暴れる時の対応は?
発達障害の子が暴れてしまう原因に自分のことを理解してもらえなかったことからそのストレスを抑えきれず暴れてしまうという事があります。
ただ何もないのにいきなり暴れてしまうというのは無く、何か暴れるきっかけになるポイントがあるのでそのポイントは何なのかを知ることが大切です。
発達障害の子で一番になりたいと思う子がいて、一番になれなかったら暴れるという事があるそうです。
順番を一番、教室から出るのが一番という様にテストで一番を取るというのではなく、単純に見た目だけで自分が一番になりたいと思う時期があり、それを崩されると暴れるという事になってしまいます。
対応策としては順番など本人を一番にしておくといいですが、ずっと一番ではいられないので落ち着いてきたときに本人と話しをし、何回かに一回は一番ではない順番にするなどして慣れさせていくのも方法の一つであります。
この時に暴れた場合に限りは一番にさせず決めた順番に並ばせることが大切です。
自分の気持ちが伝わらなかったと暴れる場合もありますが、暴れれば言う事を聞くという風になってはいけないので、約束をした場合などは毅然とした態度で接するようにして下さいね。
暴れてる時は本人もパニック状態になってることもあるので、何がきっかけで暴れたのか知りたいときはその時に聞くのではなく落ち着いて話ができる様になってからゆっくり話を聞いてあげる様にして対応を考える様にして下さいね。