発達障害は脳の先天的な障害のことで、相手の気持ちをくみ取ることが難しかったり、自分なりのルールがあるなどがあります。
その人の症状によって違いがあり、サポートが必要な人から特にサポートが必要でなく日常生活を送る人まで様々となっています。
また知的障害と言われることがありますが、発達障害と知的障害は同じことなのでしょうか。
この二つの違いは?
発達障害と知的障害は同じなのか違うのか調べましたので、参考にしてくださいね。
発達障害と知的障害は同じ障害?
発達障害には自閉症スペクトラムや注意欠如・多動性障害、学習障害などその人の症状によって診断名が変わります。
診断名があることによってその人への対応の仕方を考えることができる為、無いよりあった方がより手厚くサポートを受けることができる様になっています。
その診断名が付いたときに発達障害の○○だけでなく、知的障害と書かれることもあるようですが、知的障害は発達障害と同じなのでしょうか。
知的障害と診断が付くのは先ほど書いた知能テストの結果を基に診断されるそうです。
健常の人の平均が100とされていて、知的障害であるとされるのが70以下となっています。
よく言われるグレーゾーンは70から85までの間の人のことを指して言われるようですね。
発達障害と知的障害は症状など似てる部分がありますが、発達障害はコミュニケーション能力や適応能力、知的障害は知的能力を計るテストと、適応能力を基に診断されるそうです。
線引きはとても難しく、両方の特徴を持ってる人もいることがあるのはこれらのテストや本人の状態を見て診断が付くようですね。
知的障害とは実年齢に比べると精神年齢が遅かったり、身の回りのことができない、言葉に遅れがあるなどあり、学校生活を送る上で授業に付いていけないなど支障をきたすこととなってしまうそうです。
発達障害は知的能力にデコボコがあったり、表に現れる時期が遅かったりと気付かれにくい障害であるかと思います。
大きく見ると同じ様に見えますが細かく見ていくと違う障害であると言えると思います。
発達障害と知的障害の違いは?
発達障害と知的障害は似てる部分も多く、同じ障害であると思われることもあるかもしれませんが、違いとしてあげるとするならば知能指数での判断が一つとなります。
先ほども書いたように知能指数が70以下が知的障害とされているのに対して、発達障害は知能指数に上限は無く、得意分野になると知能指数が軽く100を超えることがあります。
反対に不得意分野はかなり低いという結果になるデコボコであるのが特徴であります。
発達障害、知的障害は知能指数が判断基準の一つとなりますが、これだけで判断するのも難しいというのも事実の様で、現場の医師などはこの二つを分けて考えるのではなく、精神障害とひとくくりとして考えられてる医師もいる様です。
無理に分けて考えるよりもこれからどういう療育を受けて成長させていくことの方が大切であるのでどちらの名前が付いたとしてもそのことに重きを置くのではなく、どういった教育を受ければいいのかを考える様にしていくようにして下さいね。