自閉症スペクトラム症や注意欠如・多動性障害などの障害のことをまとめて発達障害と言います。
これらの症状以外にもたくさんの症状があり、その人によって現れ方が違ったりするため、専門医でもその人が度の症状であるかを診断するのは難しいとも言われています。
一見すると健常の人と見分けがつかない事があるため、子供のころわがままであるなどと言って親や先生から怒られたことがある人も多いようです。
最近では早期発見されることが多くなっているため、早い子供で2歳位で診断される子もいるそうです。
発達障害であっても保育園や幼稚園に通ってる子の方が多いため、親は担任と連絡を取り合いながら集団生活を送れるようにされていると思います。
ですが、保育園に通ってる子供が登園を嫌がる時はどうしたらよいのでしょうか。
何か対策がある?
発達障害の子が保育園を嫌がる時の対策について書いていきますので、参考にしてくださいね。
発達障害の子が保育園を嫌がる時の対策は?
発達障害はできることとできない事の差がとても大きい障害で、その人の能力を数値化すると見事に凸凹となっているそうです。
できることがある分違う分野ができないと親や先生などから何故できないのかと怒られてしまう事があるそうです。
知的に遅れが無い場合の人などはより健常の人との差が分からない事から我がままであるなどと謝った認識を持たれてしまう事があるそうです。
少し前まではそういった人も普通の人と同じであると考えられていた為、社会に出てから自分が発達障害を持っていたことに気づいたという人もいるみたいですね。
日本でも発達障害に関しての法律などが改正されてきたことによって理解も以前よりも広まってきていることと、早期発見し療育を始められる人が増えてきました。
発達障害であると診断されたこの多くは幼稚園や保育園に通いながら療育を受けている子が多いですが、保育園に行くとき子供が行きたがらない時もあるかと思います。
そういった時の対策はどうすればいいのでしょうか。
発達障害を持ってる子は環境の変化にとても敏感である子が多いため、特に入園当初だと今までと待った違う環境についていけずパニックを起こしてしまう事があるそうです。
なのでまずは保育園にその子が慣れる様にするのが大切です。
最初は教室まで一緒に入る、次は玄関まで、という様に子供の様子を見ながら一緒にいる時間を調整して離れても大丈夫にしてあげることが大切です。
どうしてもパニックが治まらないと言う時は無理に預けるのではなく、その日は連れて帰るようにして下さいね。
無理やり預けてトラウマになるとより拒否反応がひどくなってしまう事があるので、できるだけ子供の意志を尊重してあげてくださいね。
順調に通っていたのに行きたがらないという時は園で何かストレスとなることがあったかもしれませんので、先生とその日一日何をしていたのかなどをまめに聞いておいたりしておくのもいつもと違ったりした場合気づきやすいと思います。
特に運動会など大きな行事が近づくと練習などやることが多くなるため、本人にとってはかなりのストレスとなってしまってることがあります。
その時も無理やり連れて行くのではなく、本人の気持ちに寄り添いながら子供のペースで登園するようにしてあげてくださいね。
この時にあまり責めるようなことは言わない様に気を付けてくださいね。
本人も行かなければいけないという事は理解してることが多いので、行けるだけでも偉いとほめてあげる様にして本人の自己肯定感を育ててあげることで登園拒否を起こす回数も減っていくと思いますよ。
理由があってもなかなか言葉では行ってくれない事の方が多いですが、落ち着いてくると教えてくれる場合がありますので、それまでは理由を聞かずにいてあげるようにして下さいね。