発達障害は脳の先天的な障害であると言われていて、こだわりが強かったり、自分のペースで物事を進めたりと、知らない人が見るととてもわがままな人に見えてしまうことがあります。
見た目だけでは健常の人と変わらないため、どうしても誤解されてしまうことがある発達障害ですが、診断され、検査を受けて適用内であれば療育手帳を交付してもらうことができます。
この療育手帳をこうしてもらうことによって起きるメリットデメリットは何かあるのでしょうか。
療育手帳のメリット、デメリットについて調べましたので、見ていって下さいね。
療育手帳のメリットとデメリットは?
発達障害には自閉症スペクトラムや注意欠如・多動性障害、学習障害などに分けられます。
また自閉症スペクトラムの中にはアスペルガー症候群が含まれていたりと一言で発達障害と言ってもかなり細かく症状などは分かれていくため、専門医であっても簡単に診断することは難しいと言われています。
診断されると公的なサポートを受けることができる様になるため、療育などのトレーニングを受け始める人は多くいますが、発達障害を持っていて適用内であると判断されると療育手帳を交付してもらうことができるそうです。
療育手帳を持っているとレジャー施設や電車の運賃などが割引になったりするサービスと受けることができる為、出かける時には必ず持っていってサービスを受けてる人は多いと思います。
そもそも療育手帳とは知的に遅れがある知的障碍者に発行される手帳のことで、各自治体で実施される知的検査で知能指数が75又は70以下であること、日常生活に支障があることなどが認められると手帳を交付してくれるそうです。
受けられる場所は18歳未満では児童相談所、18歳以上は知的障害者厚生相談所で検査を受けることができるそうです。
この手帳を交付してもらうメリットとしては特別支援学校の入学希望する際に必要となります。
また保育園に入園する際の優先順位が高くなる、将来的に就職する際障害者雇用枠での就職ができるなどがありますし、先ほども書いたように交通機関の割引やレジャー施設の割引の対象になることがあるなどがあります。
この他に住民税などの税の優遇なども受けることができたりしますので、持っていて損はないと言える手帳であると思います。
療育手帳に関しては特にデメリットというほどの物は無いと言えると思います。
ただ交付する際受ける検査で思っていたほど程度が思く判定されてしまったと落ち込んでしまう親御さんや、手帳を交付したことで我が子が障害者であると自らも認めてしまったと思ってしまう親御さんもいるみたいです。
療育手帳は持ってるからと言って特に誰に気づかれることは無い手帳でありますし、どちらかと言えばメリットの方が大きい手帳でもありますので、まだ取得されていないのであれば取得を検討されてもいいと思いますよ。