脳の先天的な障害であると言われている発達障害には様々な症状があり、その人によって現れる特徴が違います。
こだわりや会話がかみ合わない、自分の欲求を抑えることができないなど、共通する部分もあります。
色々な症状がある発達障害の症状の中に優先順位を付けられないというのがあるのでしょうか。
発達障害を持ってる人は優先順位を付けられないのかどうなのかについて書いていきますので、見ていって下さいね。
発達障害を持ってる人は優先順位がつけられない?
発達障害は脳の先天的な障害であると言われていて、コミュニケーション能力が低かったり、自分の欲求を抑えることが難しいなどがあります。
2005年に発達障害支援法が施行されたことから世間でも発達障害の認知は広まってきて、療育などを受けられる場所も増えてきているそうです。
また療育などはできるだけ小さなうちから始めた方がいいとも言われています。
発達障害の人には色々な症状があり、こだわりが強いなども特徴の一つによく挙げられます。
この他にも発達障害の人は物事の優先順位をつけることが苦手な人が多いとも言われています。
これは発達障害の人の多くはワーキングメモリーが弱いことが原因の一つであるそうです。
ワーキングメモリとは何かの作業をする時にその動作を一時的に記憶しておく能力のことで、例えば「会話をする」「買い物をした時にお金の受け渡しをする」などに使われる能力だそうで、この能力が弱いことで、何をすればいいのか忘れてしまったり、何か作業をしてる時に別のことを言われるとそちらの記憶に上書きされてしまうため、今までやっていたことを放って違うことを始めるということが起きてしまうそうです。
同時に何個も記憶することが難しいため今自分が何の支持をいくつ受けてるのか比べるということができないのも優先順位をつけることができない事につながると言えるのではないでしょうか。
発達障害の人は優先順位を付けられない時の対策は?
発達障害を持ってる人は先ほども書いたようにワーキングメモリが弱い人が多いため、物事の優先順位をつけることが難しい人が多いそうです。
仕方がないことではありますが、そのままで放っておくと仕事をしても問題を起こしてしまう原因となってしまいますよね。
そうならない為には指示を出すときはできるだけ簡潔にまとめた指示を出すようにすることと、具体的に何時までや、何日までと本人が分かりやすい指示を出すと理解しやすいです。
短めの指示に対してこなせるようになってきたら少しずつ長めに指示を出していくようにすると本人もできる様になってくると思いますよ。
本人にも何が大切なのかを考えさせて、自分なりにどれからやるのかを決めさせるのもいいかもしれませんね。
この時本人が見て分かるようにホワイトボードや紙などに書いておくともし分からなくなってしまったとしてもそれらを見て確認することができますし、頭に入りやすいので試してみてくださいね。
優先順位をつけることが苦手ではありますが、対策などをしておくことによってスムーズに行動することはできる様になりますし、経験を積むことによって何が大切なのかが分かってくると思いますので、焦らないで見守ってあげてくださいね。