先天的な脳の障害であるため、完治させることは難しいと言われている発達障害ですが、トレーニングや周りのサポートで、補うことができたりするので、診断されたら早めに療育などを受けるようにと言われています。
自閉症スペクトラムや注意欠如・多動性障害を持つ人は特にコミュニケーション能力が低かったり、自分の衝動を抑えることが苦手であったりするためどうしてもトラブルを起こしてしまう事があるそうです。
また注意欠如・多動性障害を持ってる人だと自分の持ち物を忘れてしまったり、仕事で必要なことを忘れてしまって迷惑をかけてしまうこともある様です。
そうならないために対策をした方が良いのですが、どのような対策をすれば効果があるのでしょうか。
発達障害の人の物忘れの対策は何をすればいいのかなどについて書いていきますので、参考にしてくださいね。
発達障害の人の物忘れの対策は?
発達障害はこだわりが強かったり、周りの空気を読むことが苦手である、物忘れなどが激しいなどがあります。
その人によって現れる症状や程度が違うため、発達障害だからと言って皆が同じ症状を持ってるという事ではないそうです。
色々な症状がある中で特に注意欠如・多動性障害を持つ人はその名前の通り物忘れが多かったり、衝動を抑えることが苦手で学校生活でもよく忘れ物をしてしまったり、言われたことをすぐに忘れて指示に従わないなどがある障害となっています。
子供の頃はまだ怒られるだけで済むことかもしれませんが、大人になり仕事をするようになると色々な人に迷惑をかけてしまうことになってしまいます。
そうならない為に対策を取ることがとても大切でありますが、どのような対策をすれば効果があるのでしょうか。
注意欠如・多動性障害を持ってる人は自分の周りの物事に関心を持ちやすいため、今やってることがあっても新たに目に着いたらすぐにそちらに移ってしまい、それまでやっていたことを忘れてしまったりすることがあるそうです。
また記憶力が弱い人もいる為、言われたことなどを覚えてられず結果すぐに忘れてしまうという事が起きてしまうそうです。
色々なことに手を出してしまったり、記憶を留めておけないという特性があるため、本人がいくら反省したとしてもまた同じことを繰り返してしまいます。
そういった事にならない対策としては付箋やメモを使って自分がいつも見る所に貼っておくというのが良いそうです。
例えば仕事などをしていて途中で他の仕事を頼まれたりして中断する場合、他の仕事に移る前に付箋を貼って「ここまで済」など書いておくと次再開する時に分かりやすいです。
仕事が終わったら次の日に何をすればいいのかを机など見える所に箇条書きに書いたメモを貼っておいて次の日の朝にそれを基に仕事を始めると忘れてしまうなどを防ぐことができると思います。
ただ、自分一人だけでやるとどうしても忘れてしまう事があるので、上司などに自分の特性を説明して確認を一緒にしてもらえるように頼んでおくとより効果があると思いますよ。
目に見える様にしておくことによってすぐに確認することができますし、思い出せなくてミスするということも減らすことにつながると思うので一度試してみてくださいね。
また一つの仕事を終わるまでは、他の仕事をしないように心がけるなどすることによってやりっ放しを防ぐことになりますよ。
発達障害の人の物忘れに薬がある?
発達障害は完治することは難しいと言われていますが、トレーニングなどを受けることによって能力を向上させることは可能であると言われています。
ただそれ以上に症状がひどい場合、投薬して症状を抑える事があるそうです。
特に衝動を抑えられないと周りにも迷惑をかけてしまいますし、本人も辛いことが増えてしまいますよね。
投薬をすることによって落ち着いて行動することができたり、落ち着いてるからこそ物事をゆっくり捉えることができて忘れたりすることが減ったりするそうです。
ただ投薬はきちんとかかりつけ医と相談の上必要であると判断されないと処方してもらえませんし、副作用が出る場合もありますので、本人だけで決めるのではなくできるだけ家族と一緒に相談するようにした方がいいかもしれませんね。
先天的な障害であるため、完全に物忘れなどを無くすことは難しいです。
ですが、本人や周りで対策をすることによってそういった事を減らすことができますし、そうすることによって本人の自信にもつながっていくのではないでしょうか。